管理番号 | 新品 :43516449 | 発売日 | 2023/11/17 | 定価 | 850,000円 | 型番 | 43516449 | ||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
カテゴリ |
雅楽で演奏する笙という楽器です。白竹本節です。 昭和の時代、鈴木直人(すずきなおんど)という名工がいました。現在でも、宮内庁楽部ではこのかたの笙を使っているそうです。私も所有していますが、こちらと比べてみますと似ている部分が多々あります。直人作であるという確たる証拠、裏付け、添書があるわけではありません。竹の裏や側面に竹名が刻み書かれています。筆跡も作者を探るひとつの鍵になるようです。氏の笙は工と凢しか文字を刻んでないものもあり様々です。また頭の底部はおうとつがはっきりしていて、氏の笙のひとつの特徴でもあります。(八幡さんもそうですが)。直人作の笙は10管以上見てきているのですが、100%の確信は持てません。鏡の部分がベークライトのようなので、後に水牛の角から取り替えた可能性があります。故に頭、根継ぎも塗り替えた可能性があります。 下と美の節の上から筋が伸びている、このような竹は工、凢などの側面に用いることは定石ですが、あえて正面に置き、比類なき見せ所、景色、さらには作り手の遊び心さえ感じさせます。今後、経年変化でより一層この白い筋が際立っていくと思われます。節がしっかり張っていて美しいフォルムです。根継ぎの舟底には腐敗防止で墨を塗ることがありますが、こちらは焼いている感じです。根継ぎの高さもきれいに揃っています。リードは隙間が無く非常に丁寧に作りこまれています。 洗い調律、舟底調整、屏上調整などを行っています。発送前にも再度調律調整をいたします。ケースは新品、大変頑丈な作りです。袋、枕は中古品です。 以上、主観も含め疑念を持たれた方は、購入をお控え下さいませ。NC.NRで、くれぐれも自己責任でお願いいたします。 尚、高価なお取り引きゆえ、実際に楽器をご覧になって頂き、演奏して、ご納得いった上でご購入頂きたいので、現物確認、試し吹きをご希望の方はご相談くださいませ。