【極々希少・稼働】コロン商会 19石 高木大五郎商店 大粒ローズカットルビー 獅子印 商館時計 懐中時計 手巻き 明治 東京日本橋 ゼンマイ

【極々希少・稼働】コロン商会 19石 高木大五郎商店 大粒ローズカットルビー 獅子印 商館時計 懐中時計 手巻き 明治 東京日本橋 ゼンマイ
コロンの珍しい商館時計を出品します。
この時計は、コロン商会が、東京日本橋横山町二丁目にありました「高木大五郎商店」の依頼で製作し卸したものと思われます。そのことを証するようにムーブメント受けに「D .Takagni」と刻印がされてあります。本来なら「Takagi」なのでしょうが「Takagni」とされてあります。発音から刻まれたものかと思われます。
刻印にある高木大五郎商店ですが、明治30年（1897年）各町居住者の資料において、「横山町二丁目」の欄に「高木大五郎 時計自転車」という記載がありました。この高木大五郎商店は、日本橋横山町二丁目にあったであろうことに間違いないと思われます。
その高木大五郎商店がコロン商会から仕入れ販売したものがこの時計で、魚子（ななこ）模様のラウンド型銀無垢ケース裏蓋にはコロンの「獅子印」が刻印されてあります。
そしてコロンの時計の中でもこの高木大五郎商店にしかない特徴がムーブメントにあります。それは、金無垢シャトンで固定されている大粒のローズカットルビーが施されていることです。このような大粒のものは他ではみません。受けにシリアルナンバーと名が刻まれているもの、そしてシリアルナンバーはなく名だけが刻まれたものと2パターンあるように思われます。この時計は後者で名だけのものとなります。
分解掃除の際に、ムーブメント地板文字盤側に刻印されてあるナンバーが、ケースに刻印されてあるナンバーと同番であることが確認できました。
また分解掃除の際に、伏石として取り付けられてある大粒ルビーも取り外し、穴石共に石数を確認しましたところ、19石施されており、大粒ルビーは丁寧にカットされたルビーであることも確認できました。
文字盤は、焼き物の琺瑯文字盤で表面の傷はあるもののまずまずの綺麗な状態を保っております。そして、時針分針秒針もまずまずの綺麗な状態を保っております。
出品に際し、ケースの磨き仕上げやムーブメント洗浄、分解掃除を行なっておりますので写真よりケース・ムーブメント共に大変綺麗な輝きを放っております。現在、問題なく30秒以内で稼働しております。
時刻合わせは、11時位置にあるダボを爪で押し込みながらリューズを回すことで時刻合わせを行うことができます。
大変珍しい高木大五郎商店仕様に製作されたコロンの商館時計、数の少ない明治の特別な粋な逸品と言えます。あまり無い大変珍しいものですのでこの機会にいかがでしょうか。






【商品情報】横幅：58.1mm縦幅：74.7mm（リューズまで）／84.7mm（環まで）厚み：19.3mm重さ：131.28g
※稼働確認済み
■手巻き式ムーブメントですので1日1回くらい巻いてやる必要がございます。■現在稼働していますが、アンティーク時計となりますので精度及び稼働を保証するものではございませんので予めご了承ください。■説明漏れもあると思いますので写真にてご判断頂けますと幸いです。