管理番号 | 新品 :35393217 | 発売日 | 2024/02/24 | 定価 | 114,000円 | 型番 | 35393217 | ||
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ビュッフェクランポンのビンテージなアルトサックスです。おそらくSA18-20あるいはDynactionと呼ばれるモデルで、製造は1950年前後のようです。セルマーだとMark VIより前、Balanced ActionからSuper Action(初代のいわゆるSBA=Super Balanced Action)時代のモデルです。クランポンのサックスというと、特にS1以降はクラシック専用のイメージが強いですが、近年アメリカではセルマー「じゃない方」のフランス製としてクランポンのビンテージモデルがジャズ用にも再評価されているようです。状態は、全タンポ、コルク、フェルトを交換して調整済み。現状で問題なく音が出ます。タンポはPisoni PROを使い、フラットメタルのレゾネーターごとキーカップにネジ止めしてあります。ジョイント部のネックスクリューの下に少しヒビがありますが、リペアの方からは息漏れもないので問題ないと話がありました。U字管は底がわずかに凹んでいますが、音程や音色に影響はないようです。現代のサックスにはない機能のキーとして、G♯のトリル用(通常のハイF♯キーあたりの位置)とLow Ebトリル用(右手の中指、forked Eb)が備わっています。フロントFキーはありますが、ハイF♯キーはありません。オフセットしていないインラインのトーンホール、小さなサムレスト、固定式のサムフックなど、操作性にはクセがありますが、この時代の楽器にしか出せない、木管的で甘くて渋い、ダークな音色が魅力的です。音色や音程の自由度は高いですが、比較的ピッチは取りやすいと思います。吹奏楽のコンサートでも一度使用しました。付属のハードケースは、時代が少し新しいものだと思います。あの時代のビンテージのアルトを試してみたい方、是非どうぞ♪