【フレンチバイオリン4/4】J.T.Lフランス fabrique a Mirecourt ストラドモデル【外部サイトに詳細写真有】

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（2023年 5月 23日8時 04分 追加）出品物バイオリンはモダンフレンチの代表的なバイオリンメーカー、ジェローム・チボヴィーユ・ラミー（ Jerome Thibouville Lamy 1833- 1902 ）が設立した J.T.L.社のフランス東部 ミルクールにある楽器工場で 4/4サイズの中級品として製作されました。

これはヨーロッパ＆アメリカ等の国外への対外輸出向けに製作されたグローバルトレードモデルで、オーソドックスなストラドラベルと製作地を示す紙片両方が張られています。

プレーンな外観ですが『オールドフレンチの入門器』のキャッチフレーズで呼ばれる事もあり、音大生やハイアマチュアにも人気のある信頼性の高いバイオリンメーカーの良品です。
楽器の状態は？管理が行き届き大切に保管された極上品です。古い擦過跡により部分的に色が残っていない状態のまま、オールドとしての迫力と外観を損なわない程度のレタッチが行われ、表層は全て高度なフレンチポリーシュにより凹凸の無い艶やかな鏡面、古いペグ穴は埋められ、軸の細い上質な細工のペグが取り付けられています。

過去にわたって損傷を受けたり歪んだりといった痕跡がない管理の行き届いたバイオリンです。ローズウッドのフィッティングとシルバーのアジャスターがよく似合っています。ペグは非常に高い取り付け精度で整合性にも問題なく、滑らかに動くよう調整されています。
音色について
高音が非常に伸びが良く発音バランスに優れた万能型の個体です。
経年により音色の角が取れており、運弓やフィンガリングの感受性も高いと感じます。
4弦ともバランスよく発音します。とても深みのある艶々とした良い音色をしていますので、アンサンブルからソロ演奏までかなり多くの場面で活躍できるでしょう。

イタリア帰りのバイオリンです。飛行機での移動が多かったですので若干弦の軋みやピッチの不安定さが残っています。写真撮影時弦はインフェルドを張っています。こちらはディスプレイのため少々古いものを使っておりますので、出荷前に不定期に交換することがありますのでご了承ください。

私のバイオリンをご検討下されば幸いに思います。