管理番号 | 新品 :28187996 | 発売日 | 2024/11/25 | 定価 | 1,606円 | 型番 | 28187996 | ||
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商品説明 つくり手の栄醤油醸造の創業は江戸時代の寛政7年(1795年)。高度経済成長期に多くの醤油蔵が、添加物に頼る大量生産の醤油が当たり前になっていた時代でも頑なに一切の添加物を使わない木桶の醤油造りにこだわってきた蔵元です。関東向けの濃口醤油と三河地方独特のまったりした溜まり醤油の中間型の醤油造りを特徴としています。2005年から自然栽培の原料と蔵付きの天然麹菌で仕込みが始まり、2010年からは栄醤油自身の蔵で天然麹菌の自家採取が始まりました。いずれも醤油の醸造では前例がなくすべてが初めての挑戦となったのですが、長年にわたる無添加の醤油造りに裏付けられた技術と、昔の文献を調べるなど粘り強い研究によって蔵付き麹菌の採取に成功して、日本で唯一の天然菌濃口醤油が完成しました。成功の秘訣となったのが、自然栽培原料と天然菌の組み合わせであったこと、蔵元の良い醤油を造ろうという前向きな姿勢であったことは言うまでもありません。醤油に限らず日本中の発酵醸造食品が、化学的に純粋培養され中には遺伝子操作された菌や酵素、多くの添加物によって造られています。確かにその技術によりどのような原料でも安定して発酵させることが可能になり、大量生産が行われてきました。その半面で味や風味が画一的で単純になり、本来の複雑な味わいを失い、さらに地域や蔵ごとの個性も失ってしまいました。復活した濃口醤油に賭けたその思いや技術をさらに凝縮させたものが、こちらの醤油になります。「再仕込み醤油」とは、一度出来上がった醤油にもう一度麹を加えて仕込み直す醤油の事を言います。そのため二度目の仕込み時には水などを一切加えず、木桶の中で約3年間の熟成を経て大変濃厚な醤油が出来上がります。ここにさらにこだわりがあり二度目に加える麹は、通常小麦と大豆を半々にするところ、ほぼ大豆のみの麹を使い、昔から三河地方に伝わる「たまり醤油」に近い仕上がりになります。全国的に見ても約2倍の原料と熟成期間が必要となる本格的な再仕込み醤油を醸造する蔵元は少なく、しかも天然菌と自然栽培の原料で醸造した例はありません。刺身のかけ醤油やつけ醤油として、煮物料理や和風パスタ、カレー、中華料理の隠し味としても楽しめる贅沢な逸品です。